扁桃肥大治療ブログ
子供の扁桃腺肥大を治療するまでの記録ブログ

アデノイド肥大とは?デメリットを紹介

カテゴリー : 扁桃腺肥大について02月09日
アデノイドのレントゲン

「アデノイド」あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
口の中にあるいくつかの扁桃の1つで、鼻の一番奥、喉の上の方に位置しています。
今回は、このアデノイドの肥大(アデノイド増殖症)についてご紹介します。

アデノイド肥大によるリスクとデメリット

冒頭でもご紹介したようにアデノイドは鼻の奥、喉へとつながる手前の壁にあり、口をあけて鏡を使って見ても見ることはできない位置にあります。
ですからアデノイドが大きいかどうか、アデノイド増殖症なのかどうかを正確に知るためには、鼻からカメラ入れる、もしくはレントゲンを撮影する方法でしか確認できません。
ただ「こんな症状があったらアデノイド肥大かも」という症状があるので、いくつかご紹介します。

1つ目は「鼻声」
アデノイドは鼻を通る空気の通り道上にありますので、アデノイドが肥大していれば通りが悪くなります。
そのせいで常に鼻の詰まった鼻声のような状態になります。
慢性鼻炎やアレルギー鼻炎に間違われることも多い症状の一つです。
なかなか診断されない扁桃肥大も参考にして下さい。

2つ目は「夜中の咳」
軽く風邪気味になったとき、夜寝ようとすると止まらなくなる咳になったことはありませんか?
鼻水が後ろに落ちていく(後鼻漏)際、アデノイドが肥大していると刺激を受けやすく、風邪で炎症を起こしていればさらに敏感になっています。
1回の風邪だけでは判別はできませんが、風邪をひく度咳が止まらないと言う場合は疑ってみても良いでしょう。
こちらもアレルギーやハウスダストと間違われて診断されやすいです。

夜中の咳の原因と止め方は、こちらの夜中に子供の咳が止まらない時の対処法でご紹介しています。

この2つに共通しているのは、どちらも原因が「アレルギーではない」ということ。
よって加湿器や空気清浄機を使用したり、抗ヒスタミン系の薬を飲んでも効果が得られないことがほとんどです。
これも1つの判断基準になると思います。
「耳鼻科通いが何年も続いているけど一向に良くならない」というお子さんをお持ちなら、そんな時には血液検査(アレルギーの否定)と横からのレントゲン(アデノイドの確認)を行ってみると良いと思います。

特に町の耳鼻咽喉科では、本当はアデノイド肥大なのに「アデノイドがアレルギーで炎症しているから大きくなっている」という診断をする場合が多くあります。
鼻の奥が腫れている=アレルギーではなく、アデノイド増殖症の可能性があることを知っておいてください。


実際のアデノイド肥大と手術方法

アデノイドが一番大きくなるのは5歳~6歳。
1歳や2歳で手術を受けると、3歳~5歳の間に再度肥大(増殖)することもまれにあるそうです。
それはまだリンパとしての機能が必要な年齢の為、またモコモコっと膨らんでしまうのですが、大きさのピークにあたる4歳、5歳で手術を受ければ、再肥大はほとんど見られないとのことです。

下記のレントゲンは、私の娘が手術前検査で受けたレントゲン写真です。
アデノイド増殖症レントゲン写真
矢印の部分がアデノイド。
本来なら鼻の気道は1cm~2cm確保されているはずですが、うちの子供の場合は数ミリしかありません。

これが原因で、仰向けになるといびきをかいたり、呼吸が止まってしまったりします。
また鼻から空気を抜くことが苦手なのか、口呼吸が多く、滑舌(かつぜつ)もあまり良くありませんでした。
このようにアデノイド肥大による弊害が数多くありましたので、手術をして切除することにしました。


手術は全身麻酔、仰向けで頭を(後頭部を)下げた状態で行われます。
上から見た時にアデノイドが真下になるような状態です。

アデノイド切除手術前の画像。
増殖したアデノイド
画像下が鼻の穴となります。

こちら手術後。
アデノイド切除手術後
膨れ上がった場所を焼いて消失していることが分かります。

うちの子供の場合は扁桃腺の摘出と一緒に手術が行われたので、アデノイド単独での手術が行われるかはわかりませんが、これまでの述べてきたような弊害が起きているのであれば、手術は回復が期待できる手段の一つです。
アデノイドは年齢とともに縮んでいき認められなくなるケースが多いようですが、子供のころから肥大していると、大人になってもあまり変化が無いケースもあるようですから、鼻声、咳、口呼吸、いびき、滑舌の悪さなどが当てはまれば、一度よく検査をしてもらった方が良いと思います。